2008-05

子育て支援に反対?

こんにちは。凄く元気な40歳、水川あつしです。

我が家の周辺では田植えのために往来する農機具と、石川遼選手の出場する中日クラウンズのギャラリーの車で、年に一度のにぎわいを見せております(笑)。

さて、子育て支援の新制度が、広報とうごう5月号で案内されています。これは、3月議会で可決されました「東郷町子育て支援手当支給条例」に基づくものです。

私はこの議案に反対の立場をとり、討論にも立たせていただきました。
表面だけご覧になると、「水川は「子育て支援」に反対なのかっ!」とお叱りを受けるかもしれませんが、私も「子育て支援」は当然に推進すべきものの一つであると考えます。

しかし、本条例は、
・平成20年4月2日以降に生まれた第三子以降の子に対して、満3歳学齢が終わるまで月額1万円支給する。
といったものです。

少子高齢化が叫ばれ、その対策は必要と考えますが、3月議会の一般質問でもお話させていただいたように、国が考える少子化対策と、地方が考えるそれは別物であると考えております。
国は、将来を担う「子を増やす」対策が必要ですが、地方は、その地方の産業・文化その他多くの「ふるさとを支えるための世代継承」が課題であるわけです。
誤解を恐れず具体的な解説をさせていただきます。
たとえば、町のお金で保育、学校教育その他の福祉を享受した子供たちが、高校(あるいは大学)卒業とともに東京・大阪、あるいは名古屋、豊田などへ流出していってしまい、現役を勇退されたご両親だけが生活拠点である東郷町で住み続けるというサイクルは、東郷町にとって好ましいことでしょうか。(もちろん個人の生き方に関する賛否についての言及でないことは言うまでもなくご理解いただけるかと思います。)
本来、地方はここに着目すべきであると考えるわけあります。

さて、本件に戻ります。
東郷町では、すでに児童手当の支給はあります。今回の提案は、三人目以降にだけ、しかも、20年4月以降に生まれた子供に「だけ」さらに1万円支給するというものです。
3月以前に生まれた子と4月以降に生まれた子と、支援の要否にどのような差異があるのでしょうか?

さらに、私も三人の子供を持つ親なので、ある程度の説得力をもってお話できるかと思いますが、そもそも月額1万円の支給が三人目以降を授かろうと考える動機となるご家庭がどの程度あるのでしょうか。もちろん三人以上の子供を(20年4月以降に)持つご家庭にとってはありがたい制度ではありますが、ご家庭で授かる子供の数はまさに家族計画であり、インセンティブはなじまないのではないでしょうか。

たくさんの若い世帯が転入され、出生も少なくない今の東郷町に、この制度は喫緊のものでしょうか。

・公平と言えない。
・今の東郷町において優先度は高くない。
・そもそも地方施策になじまない。
・制度趣旨(子育て支援)と成果がマッチしない。

こういった理由から反対させていただきました。

ことばに捉われた制度ではなく、本当に実効性のある少子高齢化対策に、限りある財源を振り向けられるべきかと考えます。

残念ながら、この案は「可決」され、すでに制度としてスタートしております。
より多くの新しい「東郷の宝」が、ふるさとに誇りと愛着を持って成長し、東郷の未来をしっかりと担ってくれることを願ってやみません。

これからも、東郷の未来を見据え活動してまいります。

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プロフィール

水川あつし

Author:水川あつし
平成19年4月から愛知県愛知郡東郷町の議会議員として働いております。
1年生で、右往左往しながら活動しておりますが、そんな「右往左往」加減をご紹介させていただき、立派な地方議員として働けるように、皆様からご指導いただければ幸いかな?と思っております。

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