2008-06

6月議会閉会2(後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書案)

こんにちは。凄く元気な40歳、水川あつしです。

今日は、反対した意見書案についてご報告させていただきます。
意見書案「後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書」です。

これも、まずは少し長くなりますが、討論原稿をそのまま転載いたします。

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議長のお許しをいただきましたので、私は議題になっております意見書第1号「後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書について」に対しまして、反対の立場から討論させていただきます。

長寿医療制度は、ますます伸長する高齢化に伴い老人医療費が増大する中、現役勤労世代と高齢者世代の負担を明確化し、公平で分かりやすい制度にするため、創設されたものであると認識しております。つまり、従来の制度では、現役勤労世代と高齢者世代の負担が明確化されておらず、決して公平で分かりやすい制度ではなかったわけであります。
今回の意見書においては、修正・改善等の申し入れではなく、「廃止」とあります。つまり、なんら前向きなものではなく、むしろ逆行を申し入れている意見書であり、到底受け入れられるべきものではありません。

新たな制度ゆえの混乱や不備等もあります。しかし、そういった問題に対し、政府与党は、真摯に誠実に対処し、よりよい制度となるよう、まさに現在進行形で、慎重に改善を進めている途上であります。

今やらなければならないのは、すべての国民が一定年齢を超えた場合でも、安心して安定的に健康保険制度の利便を享受できる体制づくりであり、制度のアラをほじくり返し、それをもって国民に不必要な不安を煽り、現政権の責任を追及することではないはずであります。

健康保険は、まさに「保険」であり、不慮の状況に備えるためのものでありますが、誰もが年をとり、それに伴い医療行為に触れる機会も増えることでしょう。高齢化が進めば、その絶対数も増大し、かかる負担も比例して大きくなることは言うまでもありません。今般の制度改正は「今」はもちろんですが、「未来」のための制度でもあるわけです。

過去に逆行する当該意見書には、私たちはもちろん、私たちの両親の、子供の、孫の「未来」のためにも、反対の意志を示させていただき、賢明なる議員各位の、私の意志への賛同をお願いいたしたいものであります。

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国政レベルでも、野党が後期高齢者(長寿)医療制度の廃止を訴えておりますが、そもそも、高齢化の伸長により健康保険制度そのものが破たんする恐れがある状況の中、医療制度改革の一環として、平成18年6月に「健康保険法等の一部を改正する法律」が成立したところが、この制度のスタートです。
2年も前から決定していたにもかかわらず、施行である今年4月まで本制度の問題点や課題・影響などをほとんど(今ほど、という意味です)取り上げなかったのはなぜなのでしょうか。野党も、マスコミも、です。

新制度ですので、見直さなければならない問題点はいくつもあると思います。しかし、マスコミから得られる情報は、制度の「悪口」ばかりで、問題の本質を理解できるだけの情報も不十分な気がします。

本当に現制度を廃止することが、我々の福祉向上に寄与する選択なのでしょうか。
私はそうは思いません。

政府与党は、制度の良い面だけをアピールするだけでなく、この制度の持つ目的・主旨について国民に対して十分に理解いただく努力をしなければならないと思いますし、野党は、医療制度の恒久的存続と、不偏的運用の実現に対する、本当の意味での問題・課題を掘り起こし、さらなる制度の充実を追求する意見を述べてもらいたいと望みます。
今、国民にしなければならないのはそういったことなのではないでしょうか。
その上で、東郷町議会として意見書を出すならば、現状の問題点を具体的に挙げ、町民の福祉向上のための「改善」を要望するものであるべきかと思います。


反省すべきは我々政治家であるのでしょう。
確かな理解に基づく確かな判断を住民のみなさまにしていただくためには、確かな情報をしっかりと発信していかなければならないということを、あらためて実感いたしております。

議員生活5回目の議会が終わりましたが、まだまだ勉強中です。
今後も、すべての東郷町民の「未来」のために、確かな情報発信と、確かな判断につとめてまいります。

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プロフィール

水川あつし

Author:水川あつし
平成19年4月から愛知県愛知郡東郷町の議会議員として働いております。
1年生で、右往左往しながら活動しておりますが、そんな「右往左往」加減をご紹介させていただき、立派な地方議員として働けるように、皆様からご指導いただければ幸いかな?と思っております。

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